7月15日といえば、私の地元小学校では昔から「暴れじっさんが来る日」でした。小学校がある町内の祭りで、獅子や天狗、子さらいと呼ばれる人たちが恐ろしい声を発しながら学校にやって来て、大暴れするのです。子供のころ、この日は学校に行くのが憂鬱だったのを思い出します。

六本木ヒルズそれはさて置き、7月15日、六本木アカデミーヒルズ49で開催されたイベント“The Day of Web Standards [Web標準の日]”に行ってきました。
このイベントは毎月1回アップルストアで行われているCSS Niteというイベントのスペシャルイベントというカタチで開催されたものです。東京ではCSS Niteのようなイベントが数多く開催されているようですが、そうそう島根からしょっちゅう行くわけにもいきません。今回のイベントは日本でWeb標準やアクセシビリティを推進するスペシャリスト達がプレゼンターやパネラーとして出演される、休憩を含めて10時間ものビッグイベントとあって、島根を代表して(ってわけでもないですが、島根からの参加者は私1人でした)行って来ました。

まずはミツエーリンクスでWeb標準Blogを運営していらっしゃる木達一仁さんによる「Web Standards: The Right Tool for the Right Job」と題した基調講演。
(X)HTMLとCSSの歴史に始まり、現在に於けるメリットや課題、そしてWebを取り巻く環境が今大きく変わったこと。この後のセミナーへの期待を盛り上げるような内容でした。
講演の最後で「I Have A Dream」をもじって言われた言葉。

......いつの日か、すべてのブラウザWeb標準に準拠し、誰もが短時間かつ低コストで、よりアクセシブルかつクリエイティブなWebコンテンツを、文法的にも意味的にも妥当でコンパクトなマークアップと、ハックの無いスタイルシートで作成するようになることを。

場内の笑いをさそってましたが、まさに日々私が思っていることそのものです。(笑)

続いてAdobeのプロダクトスペシャリスト、林岳里さんによる特別講演「The Spry framework for AjaxとWeb標準技術」
Spry framework for Ajaxは今回初めて知りました。開発中とのことでしたが、導入の手軽さ、アクセシビリティへの配慮など興味深い内容でした。

昼休憩を挟んで、いよいよ次の5名の方々のセミナーが始まりました。

  1. 私がいつも持ち歩いて参考にさせている書籍『Web標準の教科書』の著者、サイバーガーデンの益子貴寛さんによる「Web標準を最大限に活かすディレクション&ガイドライン」
  2. 2年前、私がCSSを勉強しはじめた頃に参考にした本の一つ、『スタイルシート・スタイルブック』の著者、COULDの長谷川恭久さんによる「Web標準テクノロジーの上手なマッシュアップ」
  3. ロクナナの中村享介さんと河内正紀さんによる「すぐに役立つWeb標準テクノロジーの効率化テクニック」
    なお、河内さんのデザインがcss Zen Gardenに掲載されています。私もチャレンジしてみようかな。
  4. 日々のWeb制作や勉強の際にさまざまなシュミレーション等に活用させていただいてる、FirefoxやIE用のツールバーを配布しているインフォアクシアの植木真さんによる「Web標準、SEOにも通じる“攻め”のアクセシビリティ」
  5. そして、昨年のアックゼロヨンセミナーに出かけた際にもセミナーを聞くことができた、Dreamweaver使いのスペシャリスト、アンカー・テクノロジーの神森勉さんによる「Dreamweaver 8/Contribute 3を使ったWeb標準実装ガイド」

どのセミナーも非常に濃い内容で、ここで纏めることなどとてもできません。(と、逃げるようですが、Willさんいんのスタッフの皆さんには後日報告させていただきます。)

最後のパネルディスカッション「Web標準はビジネスをどう変えるか」は、正直言ってトーンダウンって感じがしないでもなかったですが、エンディングの「なにわともあれムービー」は爆笑でした。

最後に、このようなビッグイベントを主催いただいたスイッチの鷹野さんをはじめスタッフの皆様に感謝いたします。イベントが終わってからもフォローアップがしっかりなされていて感激です。
今回、このイベントに参加させていただいて、とても満腹な一日を過ごすことができました。(イベント終了後はお腹が減ってたまりませんでしたが。) 忘れないうちに実践に移し、得た知識を自分のものにしていきたいと思います。