海士町プロジェクト「隠岐國学習センター」
離島の現実を把握する
下記の図のとおり、島根県隠岐郡海士町では自然減も含めた人口減少、若者流出から後継者不足、産業衰退、公共依存(少子高齢化、文化・行事の衰退、財政難)が課題としてあげられます。
海士町にある島根県立隠岐島前高等学校は、少子化の影響を受け、約10年間で入学者が77名(1997年度)から28名(2008年度)に激減しており、統廃合の危機が迫っていました。
島前(西ノ島町・海士町・知夫村)3つの島で唯一の高校がなくなれば、島の子どもは15歳で島外へ出ざるを得なくなります。その結果、仕送り等の金銭的負担が大きくなり(子ども一人につき3年間で500万円程度)、出稼ぎなど必要性や、家族の心配などから子どもの高校進学を機に家族全員で島外へ移り住む家庭が増加することになります。そうするとさらに島の人口が島外に流出し、島の存続に関わることになります。
島前唯一の高校存続は、地域活性化の一つ
日本全体で「学力低下」が叫ばれる中、離島では都市部に比べ、進学塾や予備校、家庭教師などの学習支援サービスが整っておらず、「この島で子どもを育てて、本当に大丈夫だろうか」という保護者の不安もあってか、学力が高く、国公立等への大学進学を希望する生徒ほど島外の高校へ進学する傾向があります。
高校までは親子が共に過ごせるように、U・Iターンの若者の定住施策、未来の海士町を支える人づくりの観点からも、高校の存続は大きな意味を持つと考えました。
そこで、安心して子育てができる環境整備の一つとして、「隠岐國学習センター」を設立いたしました。「隠岐國学習センター」は従来の塾のように学校と競合するのではなく、学校だけではやりにくい部分を「支援」する位置づけです。
生まれ育った島で学力を高め、未来に羽ばたく子どもたちを応援し、活気ある地域づくりを私たちは応援しています。
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